2006.11.01 (Wed)
Sports Graphic Number PLUS「永久保存版 中田英寿」
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中田英寿選手の引退によせて作られた特集号ですが、中でもひいきにしている二人のエッセイストの記事を紹介します。
◆[巻頭エッセイ]魅せられし変容
文=金子達仁
中田英寿がプロになる前、U-17世界選手権で初めて見た。けれど、その当時は一選手の枠をでなかったという印象がある。ほぼ同時期から金子達仁氏のコラムを読み始めた私は、その後のアトランタからこれまで日本代表に中田英寿は居て当然の選手だったし、金子達仁氏を通じてどんどん彼を好きになったなあ、と思い返しながら読みました。これまでの12年間がいっぱいの言葉が並んでいます。
◆[巻末エッセイ]ぶれない心と向きあい続けて。
文=小松成美
WBCのイチローと比較されながらドイツを迎えた中田英寿。イチローと中田英寿の役割があまりにも違うことに、どのメディアも説明しなかった。それどころかイチローのようになれ!!みたいな論調ばかりで正直いやになっていました。日本のプロ野球は世界でもトップクラスのレベルであり、当然プロ意識というものが身についていた。その中でイチローが果たした役割と、たるみつつあるJリーグの選手ばかりの日本代表を引っ張る中田英寿。あまりにも子供で、自分勝手でしょうもない仲間意識だけもった子供の日本代表が世界大会で勝つことは中田英寿でも相当なエネルギーが必要だったに違いありません。・・・・・・それでも彼は戦いつづけました。そのエネルギーが尽きるまで。
以下、本エッセイからの引用です。
「でもね、サッカー以外は考えられなかった。
だって、パスをつなぐことの喜びは他のものには代えられなかったから。
今でもその気持ちは変わらないよ。
誰かにパスを送る。
それがおれにとってのサッカーだからね。」
人間・・・中田英寿・・・どんな形でもいいので将来の日本のサッカーの為に仕事をする彼を見てみたいと思うのは私だけでしょうか。
2006.10.20 (Fri)
Sports Graphic Number(7/12臨時増刊号)「強国燃ゆ。」
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今号を読んで印象に残った記事を2つ紹介します。
◆[ドイツ対アルゼンチン]リケルメが去り甦ったゲルマン。
文=熊崎敬
ジーコがドイツワールドカップの日本代表は中村俊輔と心中することを決めていたと信じる私としては、この試合のペケルマン監督の采配に??でした。この大事な試合で、しかもこれまでアルゼンチンはリケルメ中心のチーム作りをしてきていたはずなのに、1-0でリードしている時点で、試合に勝つためのセオリーとして2点目を狙いに行かなければならないはずなのに交代させてしまったこと、交代選手が守備的な選手だったことが敗退を決定付けたと思う。こんな偉大な監督でもその舞台で采配をすることはものすごいプレッシャーだと思うが、伝説になるかただの歴代監督の独りになるかの決断だったというしかないだろう。
◆クライフは語る4「フットボールを壊すな。」
文=ヨハンクライフ
ドイツワールドカップのオランダvsポルトガルを見ていたともだちの感想が「退場者がめっちゃおったで〜」・・・ちょっぴり残念だった。ともにおもろい試合をするチーム同士の戦いだったことで、試合を見ていない私としては、どのくらいおもしろい試合だったのか聞いてみただけだったのに・・・。本コラムを書いているヨハンクライフも同意見だった。
加えて敗者となったオランダはこれからの注目チームだとも語っている。
2006.10.19 (Thu)
Sports Graphic Number(7/4臨時増刊号)「日本サッカーは死んだのか。」
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今号を読んで印象に残った記事を2つ紹介します。
◆[緊急詳報]日本vs.ブラジル「この屈辱を忘れない。」
文=戸塚啓
試合が終わった直後に書かれたレポートであることは行間からにじみ出ています。ブラジル戦が始まる前に決まっていた結末だったということはおそらく正直なところだったはずで、やっぱりな・・・ダメやなあと後半半ばから自己投影しなくなっていた人には書けない内容です。
同レポートから引用です。
いつからこれほど傲慢になってしまったのか。込み上げてくるのは、悲しみと怒りと、無念さとやるせなさである。
◆[テクニカル・レポート]ポルトガル&チェコ ストライカー不在の戦術
文=西部謙司
ポルトガルは足技に自信があり、じっくりとパスをつないで攻撃するチームで、そのサッカースタイルはオランダと並び評されるほど美しいものです。その彼らも、これまで世界大会では結果を残すことができませんでした。しかしついにEURO2004で準優勝を果たします。楽しく強くを実践したそのスタイルに気づいたことがありました。それはドリブル突破のできるアタッカーがいること。そして最も重要だと思ったのは高さは腰くらいか、足元に早いボールしかクロスとして使わないことだったのです。ヨーロッパの選手はでかいのですが、ポルトガルの選手は小さいのです。そんな世界で戦ってきたことで生まれたものだと思いました。同じサイズの日本代表がこれから世界の強豪になるためには、ぜひ必要なスタイルだと思いました。
2006.10.17 (Tue)
Sports Graphic Number(6/28臨時増刊号)ブラジル決戦。
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今号を読んで印象に残った記事を2つ紹介します。
◆[クロアチア戦詳報]日本は人事を尽くしたか。
文=戸塚啓
私たちサポーターはいつから日本代表が世界上位の実力を持っていると過信する様になったのだろう。ホームだった日韓大会を除くと日本はまだ勝ち点1すら挙げていない国だったのに。
本当の実力を知るひとであれば、クロアチア戦の引き分けは歴史的な勝ち点だったことに気づいていただろう。ドイツやブラジルとテストマッチで引き分けたことが自信ではなく、過信になっていたことも。それに気づいたのは、第2戦の後だったんだと思い出しました。
以下、本コラムからの引用です。
終了のホイッスルが鳴り響くと、中田英寿と三都主アレサンドロがフィールドに座り込んだ。
・・・(中略)・・・
本当に、クロアチアに勝ちたかったのであれば、フィールドプレーヤー全員が倒れてしまったのではないか。エネルギーの最後の一滴まで絞り出していれば、当然のように倒れこんでいたのではないか。
・・・(中略)・・・
追い詰められたチームには、システムや監督の采配以上に大切なものがある。
勝ちたいというハートである。
◆[検証レポート]日本代表よ戦う意志を持て。
文=木崎伸也
「明るくいつも通りにやる」とか「自分たちのサッカー」とか大会前まで何だかどこかの選挙のスローガンのように、みんな口をそろえて話をしていた記憶がありました。
ところが、彼らはプロの選手でワレワレ観衆を楽しませることも仕事ですが、ワールドカップで勝つということ、そして日の丸を付けるということに誇りをもつことを忘れたチームだった。そしてそれは初戦が終わったとき、選手の態度や言動を注意深くみると明らかだった。
彼らのうち何人かは海外でプレーする選手であるにもかかわらず、日本代表であることの誇りを一番感じているはずの選手であるにもかかわらず、戦おうとしていないチームが勝てるはずはなかったわけで。
培った経験や日本人としての誇りを活かせない選手、口だけの選手はもういらない。自由に楽しくサッカーをしていけばいいし、二度と日の丸を付けて欲しくない。・・・改めてそう思った。
2006.10.15 (Sun)
Sports Graphic Number(6/23臨時増刊号)日本代表魂の逆襲を。
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今号を読んで印象に残った記事を2つ紹介します。
◆[チェコの老将が語る]カレル・ブリュックナー 強国を脅かす術
文=木村元彦
オシム監督と同じニオイのする、チェコ代表監督ブリュックナー。ドイツワールドカップは彼が'90年代から指導者として育て上げた選手たちが中心となり、大きな進歩を見せる大会になるはずでした。ただチェコは期待を裏切らないすばらしい試合を見せてくれました。
このインタビューで語られた内容は、まるで先回りしてドイツワールドカップを見てきたんじゃ・・・と思えるほど、彼の言葉にこの大会の筋書きが含まれていることに驚きました。
おそらくまれに見る洞察力を持っている彼だから、これからも魅力的なサッカーを見せてくれるに違いない。
◆ナンバーノンフィクションW杯編1「1974年W杯決勝 西ドイツvsオランダ」
文=木崎伸也
私が生まれた年のワールドカップであり、世界のサッカーファンを魅了するサッカーを身上とする国、美しく勝つことにこだわる国であるオランダがヨハンクライフを擁して、これまでにたった一度世界の頂点に達しようとした1974年大会。ビデオやいろいろな本から当時の試合について見聞きしていました。
この物語は今回のW杯に配慮したのか、ドイツ・・・しいてはフランツベッケンバウアーを中心に展開します。皇帝と呼ばれていたことは知っていましたが、代表チームまで仕切っていることにまず驚きを隠せませんでした。それも大会中に・・・。
美しく勝つサッカーを目指したオランダと勝つことにこだわりつづけたドイツの試合は、結局ドイツが勝利し、優勝を飾るのですが、単にゲームに勝つだけでなく、ドイツの選手全員が己の存在意義をかけて戦ったからこその優勝だったんだと。
この物語を読むまで、オランダは運が悪く負けたんだというこれまで見知った知識を書き直すいいきっかけになりました。
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